Vienna 04
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Stattbahn Court(シェーンブルン皇帝専用駅)
設計: O.Wagner 1898年 場所: Schönbrunner

皇帝が使うためだけの駅。ワグナーが設計した地下鉄駅の中で、最も丹念に作られた駅です。大きいドームの下には待合い室があり、皇后エリザベスの好んだ植物柄の絹の刺繍で装飾されています。1987〜88年に修復され、現在はシュタットバーンミュージアムとして使われてワグナーの資料も展示されています。
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Karl Marx Hof(カールマルクスホフ)
設計: K.Ehn 1930年 場所: Heiligenstädter
道路に沿って壁のように連続する集合住宅。長さ1km、1382戸の住戸があります。当時、ウィーンの一般労働者の住まいは、共同トイレがあるだけの狭いアパートに多くの家族が住むという劣悪な環境にありましたが、この集合住宅が初めて専用のキッチンやバスルームを持ちました。スーパーブロックとしてのボリュームと明快な2レイヤーの外観デザインが魅力的な建築です。
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Nußdorf Floodgate(ヌスドルフ水門)
設計: O.Wagner 1898年 場所: Nußdorf
ワグナーが携わったウィーン市改造計画の一環として建設されました。この水門がドナウ運河の出発点です。監視塔と鎖貯蔵所の建物で構成されています。 力強いデザインの閘門システムは柱の上にルドルフ・ヴァイルが作った咆哮するライオンの像でも有名です。
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Villa Primavesi(プリマベージ邸)
設計: J.Hoffoman 1913年 場所: Gloriettegasse
正面は新古典主義的なデザインで1914年ケルンで行われた工作連盟展の建物と似ています。玄関ホールは決して広くありませんが、階段を利用した空間構成と素材選択が秀逸です。玄関アプローチを通り抜けると高低差を上手く利用した東屋のある庭園があります。施主のプリマベージ氏はクリムトの強力なパトロンであり、ウィーン工房にも出資していました。
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Anti Aircraft Defence Tower(高射砲台跡)
設計: F.Tamms 1944年 場所: 市内各所
ウィーンにある6本の高射砲塔の一つ。高射砲塔は対で建てられて、ウィーンという都市の中で巨大な三角形を形成しています。ウィーンを観光するとこの異様な建物が嫌でも目にはいりますが、市当局も余りに厚いコンクリート壁を壊す予算が捻出できずそのままにされています。最近は博物館や展示場などへの転用も進められています。ホラインが初期プロジェクトにコラージュしたのも有名。
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Palmenhause(シェーンブルン大温室)
設計: F.Segenschmid 1882年 場所: Schönbrunn
パルメンハウス(大温室)は英国のキューガーデンから遅れること約40年後につくられたユーゲント様式のガラス建築物です。建物は3つのブロックからなり、地下には全長113メートルのトンネル状暖房装置があり、南国の植物に理想的な気温が保たれています。
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Stonborough Wittgenstein House(ヴィドゲンシュタイン姉邸)
設計: E & L. Wittgenstein 1928年 場所: Kundmanngasse
ヴィドゲンシュタインが姉のために設計した住宅です。姉の主人の名前をとって、ストロンボワ邸と呼ばれています。ヴィドゲンシュタインが哲学者の厳密性をもって設計したミニマルデザインの住宅です。
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Portois & Fix(商店住居複合ビル)
設計: M.Fabiani 1898-1900年 場所: Ungargasse
ファビアーニはスロヴェニアの裕福な農家に生まれ、ウィーン工科大学卒業後ヨーロッパを始めアジアに至るまで3年をかけて建築旅行を行いました。この建物はウィーンでもっとも美しいタイル張りの建物として知られています。
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Schulin & Retti(シュリン&レッティ)
設計: H.Holein 1974/1980年 場所: Kohlmarkt
ホラインが最初に建築したプロジェクトが右のレッティ蝋燭店です。ファサードもインテリアも継ぎ目を巧妙に隠したアルミパネルで覆われています。アルミという金属の柔らかさが感じられます。店舗内部は鏡が多用され思わぬ方向に視線が広がります。ロース・バーを思わせるテクニックです。
左のシュリン宝石店は既存の建物にうまくはめ込まれていいます。本物の大理石とボードに書いた大理石模様、節を取り除いた木質部、金箔をかぶせた工業用シートメタルなど、本物と偽物が混交して使われています。具体的な造形である大鎌のイメージは東欧諸国、特にハンガリーにおいてよく使われる造形です。
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Kunize(クーニッツェ洋服店)
設計: A.Loos 1913年 場所: Graben
グラーベン通りに面した、間口の極めて狭い高級紳士服店。重厚感のある黒い花こう岩上部パネルと円形柱状の対称的な壁は、顧客を心理的に引き付ける効果があります。細い櫻材で作られたディスプレイ・ケース は圧迫感が無く、狭い入口に開放感を与えています。一階店舗スペースからは想像できないほど奥が深く、3階のサロンは、設計当時の姿を良く残しています。
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Karl Seitz Hof(カール・ザイツホフ)
設計: H.Gessnar 1927年 場所: Jedleseersyraße
1173戸の住宅を擁するスーパーブロックは時計台を中心にして街区を展開しています。デザインテイストはアマリエン温泉によく似た、表現主義的な手法が用いられています。
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Strunlhof Steps(スツルンドホフ階段)
設計: T.Jäger 1910年 場所: Strundlhof
ウィーン旧市街から少し出た、北西の位置にあるユーゲント様式の階段です。上の道路と下の広場を階段状の公園でつないだデザインです。この階段の名前と同名の小説もあります。
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River Wien Buildings(運河公園建築群)
市立公園を横切る河岸遊歩道とオットー・ワグナーが設計したシュタットパーク駅との一体感が面白く構成されています。高低差のある東屋風の休憩施設の意匠を含め ユーゲントシュティール風のデザインです。リンク通りからヨハンシュトラウス2世像を見ながらアクセスするのも楽しいルートです。
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Crematory(葬祭場)
設計: C.Holzmeister 1923年 場所: Simmeringer
ホルツマイスターの名前を一気に高めた作品がこの葬祭場のデザインです。オリエントの雰囲気を漂わせるラフキャストの壁は、謹厳で寂しい葬祭場が多い中では際だった存在といえます。
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Beckgasse House(ベック通りの家)
設計: J.Plechnik 1901年 場所: Beckgasse
建物前面をバラの意匠を持ったレリーフで埋め尽くした住宅です。建設業者の依頼を受けて設計した住宅ですが、膨らみのあるサロンスペースや弓形で窓の配置など、秀逸なデザインです。
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Church of Holly Spirit(聖心教会)
設計: J.Plechnik 1913年 場所: Herbststraße
ウィーンで最初の鉄筋コンクリートで造られた教会。コンクリートという素材の持つマッシブな性質を良く活かしています。地下室の「キノコのような」と表される天井を持つ空間は、独特の宗教空間です。 自然主義的な装飾はすべてプレチェニクによるもの。

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